お下がりランドセルってどうなの?メリット・デメリットを詳しく解説
小学校への入学準備で大きな買い物の1つがランドセル。
ランドセルの相場は5万円~10万円と非常に高価です。そんな時、兄弟姉妹や近所のお兄さんお姉さんからお下がりをもらう機会があるかもしれません。お下がりのランドセルって、実際どうなのでしょうか。
お下がりランドセルのメリット・デメリットをそれぞれ詳しく解説いたします!
お下がりランドセルのメリット
出費が気になる、捨てるのはもったいない…といった方のために、お下がりランドセルのメリットをご紹介いたします。
ランドセルは高価なもの
ランドセルは決して安くはありません。兄弟姉妹がいるご家庭なら、上のお子さまが使っていたランドセルをそのままお下がりで使ってくれたらと望むこともありますよね。
地域によってはランドセルを背負うのは最初の1~2年だけということもあります。使用年数が少なく、安全性や機能性に問題がないのであれば、お下がりランドセルは出費を抑えられるという点で良い選択です。
兄姉と同じデザインのランドセルが背負える
大好きなお兄ちゃん、お姉ちゃんと同じデザインのランドセルを背負えるという実感は、下の子にとって一種のステータスです。卒業するころにはボロボロになっているかもしれませんが、最後まで大切に使おうという気持ちも芽生えるかもしれません。ランドセルを購入した方にとっても「ここまで使ってくれてありがとう」という思いでいっぱいになります。
とはいえお下がりのランドセルを使うかどうかは家庭によって考え方が違うため、新品にするか、お下がりにするかはお子さまの意見を尊重して決めましょう。
お下がりランドセルのデメリット
メリットもあるお下がりランドセルですが、お子さまのためにできるだけ避けるのが好ましいです。その理由を解説いたします。
ピカピカのランドセルがいい
お子さまが入学するとき、ランドセルに対する期待感は非常に大きいはずです。新品のピカピカなランドセルを背負って学校に通いたいという気持ちを尊重してあげることも大切です。お下がりのランドセルは新品のランドセルと比べると傷みが目立ってしまうため、周りの友達にからかわれたり仲間外れにされたり、お子さま自身が恥ずかしい思いするといったことも考えられます。
お下がりランドセルの危険性
長く使用されたランドセルは、金具などが劣化し肩に負担がかかってしまったり、年代が少し変わるだけで教科書が入らなかったりといった問題が出てきます。ケガにも発展しかねないため、安全性を考慮すると新品を選ぶのが好ましいといえます。
むしろ高くついてしまう場合も
お下がりは出費を抑えられるのが大きなメリットですが、使用途中で修理が必要になる可能性があります。お下がりランドセルは保証期間がきれている場合が多く、有償での修理対応となります。リペアショップなどに修理を依頼すると状態によって8,000円ほどかかるため、かえって高くついてしまいます。
新品のランドセルを選ぶ時のポイント
お下がりを避けて新品のランドセルを購入することになった際に、どこに注目して選べば良いのかをご紹介します。
デザイン性で選ぶ
蓋のデザインには2種類あり、全かぶせか半かぶせかで大きく異なりますが、使い勝手などを考えると全かぶせがおすすめです。
また、刺繍が入っているおしゃれなランドセルも多数ありますが、高学年になると趣味が変わってしまうこともあるため、お子さまと相談してよく考えてから選びましょう。
素材で選ぶ
ランドセルには人工皮革、牛皮、コードバンという3つの素材があり、それぞれの耐久性や値段をしっかり比較し、お子さまが試着した上で選ぶことが重要です。
なかでも牛革やコードバンは柔軟性の高い天然皮革なので多少の傷やシワに強いのが特徴です。皮革が呼吸をするともいわれるように、若干の気温の変化や湿度にも順応してくれます。昔からランドセルに天然皮革が選ばれてきた理由は「丈夫だから長期間使い続けられる」という信用があるためです。
カラーで選ぶ
ランドセルを6年間使うことを考えると、入学時に気に入っていたカラーでも高学年になってみると恥ずかしいと感じるかもしれません。
ネイビーやブラウンといった落ち着いたカラーなら、大きくなってからも使うことができるのでおすすめです。
お下がりランドセルは、状態の良いものであればコストがかからないため魅力的です。
しかし、お下がりに恥ずかしさを感じるお子さまが多いかもしれません。状態によってはケガやひやかしなど様々な危険性があるので、できれば新品のランドセルを購入するのが好ましいでしょう。お子さまの意見を取り入れながら、後悔しないランドセル選びをしましょう。