試着で役立つ！ランドセルの正しい背負い方とチェックポイント

ランドセルの試着時には、保護者の方が「本当にお子様の体に合っているか」をしっかり見極めることが大切です。しかし、そうとは知っていても具体的にどこをチェックしたらいいかわからず、ついお子様の「これがいい！」「背負いやすい！」という言葉に頼ってしまっている方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ランドセルの正しい試着の仕方とチェックポイントをご紹介します。これからランドセルの試着行く方は、ぜひご一読ください。

ランドセルの試着の仕方

ランドセルの試着するときは、まずは正しい背負い方をすることが大切です。

①まっすぐな姿勢でランドセルを背負います。

猫背になったり姿勢が悪くなったりしないように気をつけましょう。

②肩ベルトの長さを調節します。

お店に飾ってあるランドセルをそのまま背負っても、お子様の体に合っているかはわかりません。必ず肩ベルトの長さを調節しましょう。目安は肩ベルトの付け根が肩にあたる長さ。ランドセルと背中の隙間に手が入れると少し抵抗を感じるくらい、体にフィットするようにしてください。

なお、肩ベルトが長い方が腕を入れやすいので背負うときは楽です。ですが、ベルトが長すぎると、ランドセルの重心が後ろにいってしまうので、体に負担がかかりやすくなります。また、ランドセルがグラグラするので、動きにくくなります。

お子様に「背負いやすい？」と確認する時は、必ず「背負う時に背負いやすいかどうか」ではなく、「背負っていて楽かどうか」を聞くようにしてください。

③左右の肩ベルトの位置が同じになるようにします。

どちらかのベルトが浮いていると、ランドセルの位置が体の中心にこなくなってしまいます。ずれていると正しく背負えませんので、しっかり長さを合わせてあげてください。

④ランドセルの中に、何か重しになるものを入れて確認します

実際使うときには、空のランドセルを背負うわけではありません。教科書やノートの代わりに何か重しになるものを入れると◎なお、重しを入れる際は、必ず店員さんに確認を取ってからにしてくださいね。

このようにランドセルを正しい方法で背負ったら、事項のチェックポイントを確認していきましょう。

試着時にチェックすべきポイント

ランドセルを背負ったら、横からお子様の体をチェックします。ランドセルが体に合っていない場合は、首が前に出ていたり猫背になっていたり前傾姿勢になっていたりします。

また、背中や腰・肩・脇など、ランドセルが当たる部分の中で、強く当たっている部分がないかも確認してください。お子さんに「肩は痛くない？」「脇は痛くない？」などと細かく声をかけていくと、問題点が見つけやすくなりますよ。

正しい試着で本当にお子様に合ったランドセル選びを

ランドセルは６年という長い期間使うものです。成長期の体に背負うものですから、体への負担が最小限で済むものを選びたいところ。

ひとつ気をつけたいのは、お子様は、色やデザインが気に入ると、多少背負い心地が悪くても我慢してしまうことがあるという点です。また、初めてのランドセルですから、そもそも背負い心地の良し悪しがわからないかもしれません。
ですから、ランドセルを試着するときは、今回ご紹介した正しい背負い方をした上で、一緒にいる大人が体に合っているかどうかをしっかりと見極めてあげることが大切です。

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