ランドセルを背負う女の子

ランドセルの構造を知って後悔のないランドセル選びを!

ランドセルを背負う女の子

一般的にランドセルは6年間もの長い間使用するので、お母さまもお子さまも納得のいくものを選びたいですよね。そのためには、事前にランドセルがどのような構造をしているのかを理解しておくことが重要です。

今回は、ランドセルの構造と役割についてご紹介いたします。

■ランドセルの構造

ベンチの上のランドセル

ランドセルは、約150種類を超えるパーツで構成されています。この中から、よく見聞きするものをピックアップしてご紹介いたします。

 

・ランドセルの構造【前面と側面】

<かぶせ>

ランドセルを覆うフタ部分です。ランドセルの中身が飛び出したり雨に濡れたりするのを防ぐ役割があります。

<マチ>

マチには「大マチ」や「小マチ」があり、メインとなる大マチには教科書や筆記具を収納します。

小マチは大マチの手前にあるポケットを指し、メーカーによっては「中マチ」とも呼ばれます。

<前ポケット>

小マチよりもさらに小さなポケットです。ハンカチやティッシュなど小物を収納できます。

<ナスカン>

ランドセルの側面にある金具を指し、給食袋などを引っ掛けるためのパーツです。安全性を考慮し、一定以上の力が加わると外れるものもあります。

 

・ランドセルの構造【背面】

<背あて>

ランドセルを背負った際に、背中に当たる部分を指します。クッション材が入っており、体への負担軽減とフィット感に深くかかわる重要なパーツです。背中に密着するため、通気性のよいものを選びましょう。

<肩ベルト>

ランドセルを背負う際に、肩にかけるベルトです。肩への負担を軽減するため、立体的な形状をしていたりクッション材が入っていたりなど、さまざまな工夫が施されています。

<下ベルト>

ランドセルの底部から伸びるベルトです。先端には肩ベルトをつなぐための金具が備わっています。

<Dカン>

肩ベルトの中央部にある金具です。防犯ブザーなどを引っ掛ける際に使用します。

<背カン>

本体と肩ベルトのつなぎ目を指し、肩ベルトの可動域を左右する重要なパーツです。固定式、左右連動式、非連動式の3種類から選べます。髪の長いお子さまは絡まりやすいため、試着をして最適なものを選びましょう。

<吊カン>

ランドセルを机などのフックに吊るすための金具です。

<持ち手>

ランドセルの上部にある持ち手を指し、ランドセルを引っ張り出す際や移動させる際に使用します。

・ランドセルの構造【底面】

<ダルマカン>

下ベルトの根本にある丸い金具です。

<錠前>

かぶせを固定する金具を指し、手動式と自動式の2種類があります。

<錠前差し込み>

錠前を差し込む穴です。2つあり、その日の荷物量に合わせて調節します。

<ベロ>

かぶせと錠前をつなぐパーツです。かぶせの先端を指します。

■なぜ小学生はランドセルを使うの?

お母さんと手をつなぐ女の子

実は、ランドセルの使用は義務ではありません。小学校から指定されない限り、通学用の鞄は好きなものを選んでもよいのですが、ランドセルが選ばれ続けるのには理由があります。

 

・ランドセルは機能性と安全性を備えているから

ランドセルは、長い間使用しても型崩れしにくく、お子さまが乱雑に扱ったとしても中身に影響がないよう耐久性の高い素材でつくられています。お子さまが転んだ際にはクッションの役目を果たし、大きな衝撃から守る役割もあります。

また、お子さまの体に負担がかからないよう設計されているのも、ランドセルならではの魅力でしょう。

 

ランドセルは収納力に優れているだけでなく、使用するお子さまのことを考えたさまざまな工夫が施されています。ランドセルの構造を知ったうえで、お子さまに合ったランドセルを選んであげてくださいね。

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