重いランドセルに有効な対策4つ!重いまま使い続ける影響とは?

子どもが体の不調を訴えているとしたら、ランドセルの重さが影響を与えているせいかもしれません。骨や筋肉が未発達の子どもにとって、重いランドセルは日々の負担になります。

ランドセルを背負っている時の姿勢に違和感があったら、重さを楽にするための対策をとってあげましょう。今回は重いランドセルが子どもの体に与える影響と、その対策についてご案内いたします。

重いランドセルは子どもの体に負担をかけている

・ランドセルを背負ったときの重さ

近年の教科書は20~30年前に比べて大きくなってきており、それに合わせるようにランドセルのサイズも大きくなっています。ランドセルに教科書などの教材を入れると約4kg、体操服や給食のエプロンなども併せると5kg近くまで重くなるのだとか。小学校までの平均通学時間は片道15~6分もあり、体の小さな小学生にとっては大きな負担となります。

 

ランドセルを買う際は色やデザインに焦点を置くのではなく、「重さ」も重要な要素となります。重さは材質やランドセルメーカーによって変わりますが、いくら重くとも背負いやすく改良されていたり、軽く感じる工夫が施されていることで子どもの体にかかる負担が軽減されます。

 

・重たいランドセルが子どもの体に与える影響

筋肉や骨の成長が未熟な小学生の荷物が重すぎることは良いことではありません。

ランドセルが重くなってしまうとバランスを保とうと前傾姿勢を取り、無意識に上を向きがちになって首を痛めてしまったり、肩が凝ってしまう可能性があります。さらに腰にも負担がかかり、腰痛の原因となることもあります。

重いランドセルはそのままにしないで!ランドセルのここをチェック!

・ランドセルを背負ったときのチェックポイント

 

<肩ベルトの取り付け位置>

ランドセルの上部が肩のラインよりも低いと、ランドセルの重心が体の低い位置にくるため、背負った時に重たく感じてしまいます。肩ベルトの取り付け位置はランドセルメーカーによって多少違うので、実際に背負ってみたうえで、ランドセルの上部が肩ベルトよりも高い位置にあるかを確認してみましょう。

 

<背中のすき間>

ランドセルと背中の間にすき間ができると、重さにより上体が後ろに引っ張られ重く感じてしまいます。窮屈にならない程度に肩ベルトを調節し、ランドセルと背中のすき間を無くし密着させましょう。すき間が無くなるとランドセルの重さが真下に向くので背筋が伸びて背負いやすくなります。

 

<肩ベルトや背あてのクッション性>

大きな負荷がかかりやすい肩ベルトや背あての部分は、負担を少しでも軽減するために接触面積の広いものや当たりがソフトになるようクッション性に優れたものを選びましょう。

 

<動いた時の安定感>

安定感のないランドセルを背負うと悪い姿勢になりやすく、また安定させるために自然と肩ベルトを持ってしまいます。歩いたり跳ねたりしても肩ベルトを持つことなく安定するランドセルを選びましょう。

 

<金具などが体に当たっていないか>

下ベルトの金具部分が体の側面に当たることで痛みを感じると、ランドセルを背負った時の姿勢が崩れてしまいます。子どもの体に金具が当たらないか確認しましょう。

重いランドセルを背負いやすいランドセルに!重さ対策

・成長に合わせて肩ベルトの長さを調整する

子どもは小学校のうちに平均で約30cmも身長が伸びると言われています。

背負った際に地面に対してランドセルが垂直になっているか、背中にフィットしているかを確認しながら、成長に合わせて肩ベルトを調節しましょう。また、時期によって洋服の厚みが変わるため、定期的に調整してあげることも大切です。

 

・重い荷物は背中側に寄せて入れる

重い荷物は背中から近い場所に入れることで、ふらつきを防ぎ、体の負担を減らします。

 

・重い荷物は上の方に入れる

先述した入れ方に併せて、できるだけ上部に置くことをお勧めします。下部に入れると後ろに引っ張られてしまうので重く感じやすくなってしまいます。

 

・ランドセルのすき間を埋める

ランドセルの中身にすき間ができていると、動くたびに教科書がずれて不安定になることがあります。そのような時は、すき間にタオルなどを入れてあげると、不安定さを感じることなくランドセルを背負うことができます。

 

大阪市西成にある堀江鞄製造は昔ながらの手作りランドセルメーカーで、素材や目に見えない部分にもこだわりつつ、機能性・丈夫さ・美しさ・高学年になっても飽きない、いつまでも好きでいられるランドセル作りを考えて製産しています。

 

6年間の安心保障がついており、万一故障した際は修理を承っております。

また、ご希望の場合はランドセルの貸し出しも行っています。

 

大阪のショールームでは、定休日以外はいつでもランドセルを手に取って背負うことができます。小学校の6年間を共にするランドセルだからこそ、お子さまの体を思いやったものを選んでくださいね。

 

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