【小柄な女の子に合うランドセルの選び方】試着の仕方とチェックポイント
初めてランドセルを購入する時、小柄な女の子には、なるべく体に負担がかからないものを選びたいですよね。負担がかからないと言えば軽量のものと考えがちですが、大切なのは背負いやすさなんです。今回は、小柄な女の子でも背負いやすいランドセルを見つけるための、ランドセルの試着方法についてまとめました。
■小柄な女の子にも背負いやすいランドセルとは
・ランドセルの大きさについて
昔のランドセルは1サイズのみでしたが、現在のランドセルは「A4フラットファイル対応」「A4クリアファイル対応」「A4教科書サイズ」の3サイズから選べるようになりました。
3サイズのなかで一番大きいのが「A4フラットファイル対応」サイズです。小学校入学前の小さな背中と並べるととても大きく見えるため「重くないかな」「転ばないかな」と、つい心配になります。
ところが驚くことにA4フラットファイルランドセルは他のサイズとそれほど大きく変わりません。つまりどんなに小柄な女の子だとしても、ランドセルの大きさよりも、背負った時の感触などを重視した方が、長く使いやすいランドセルに巡り合えるということになります。
では実際にランドセルとチェックする時、どのような手順で試着しチェックすればよいのでしょうか。
■ランドセルの試着と調整のポイント
試着のポイントを知っておくと、ランドセルのチェック漏れを防げます。また自分で調整する方法を知っておけば、お店で試着した時の状態が家に帰ってから再現できます。
・試着の手順
①ランドセルを背負う
②背中にすき間ができないように肩ベルトを調節する
③後ろ姿を見て、ランドセルの左右の高さが揃っているか確認する
④背負ってみて痛いところがないか確認する
⑤横から見て姿勢がおかしくなっていないかチェックする
⑥腕を振ったり歩いたりしたときに肩ベルトがずり落ちてこないか確認する
ランドセルと背中にすき間が少なく、動き回っても肩ベルトがずり落ちてこない状態が、最も背負いやすい状態です。
■背負い心地は「すき間」に現れる
ランドセルのすき間は上部または下部にできます。どうやら、すき間ができる場所によって原因が違うようですよ…。
・上部にできるすき間
肩ベルトの立ち上がり部分にすき間ができる場合、ランドセルの重心が体から離れています。この状態でランドセルを使っていると、重みを感じ、体に疲労がたまります。肩ベルトの長さを調節してランドセルと背中のすき間を埋めましょう。横から手が挟まりにくい状態がベストです。
・下部にできるすき間
子どもの腰のあたりにできるすき間なら特に気にする必要はありません。その理由は子ども独特の姿勢にあります。
小さなうちは、お腹を前に張り出すように立つため、ランドセルの下部分に自然なすき間ができます。成長とともにすき間は埋まっていきますが、ランドセルが体に当たって痛みを訴えるようなら、体をカバーしてくれるような背当てクッションか、少し柔らかいランドセルを選んでみてはいかがでしょうか。
ランドセルの購入はインターネットでもできます。ですがランドセルは安い買い物ではありません。ランドセル購入の失敗を避けるためにも、実物を試着することをおすすめします。