ランドセルの重さはどのくらいが最適!?女の子でも背負いやすい軽さを解説
ランドセルを購入する際は、背負ったときの重さにも気を付けたいものです。特にかよわい女の子に重たいランドセルを背負わせてしまうと、すぐに疲れてしまいますし、こけたときに怪我の原因にもなりかねません。そこで、ランドセルの軽さはどういったものが理想的なのか。選び方をみていきます。
一般的なランドセルの重さ
素材によって誤差はありますが、一般的なランドセルの重さは1,100~1,300gです。
素材別にみると人工皮革は1,000~1,200g、天然皮革の牛革は1,200~1,400g、コードバンは1,300~1,500gになります。
体が小さめの女の子の場合、1,200g前後でマチ幅が広めのランドセルを選ぶと背負いやすく感じられます。ただしマチ幅が広すぎると、荷物の重さでランドセルの重心が体から離れ、体が振られやすくなるので気をつけてあげてください。
ランドセルの軽さは数字じゃない!
実はランドセルの使いやすさは軽さよりも背負ったときの感じ方で左右されます。どういうことか説明していきます。
・背中にぴったりフィットするか
背中にフィットするランドセルは体への負担が軽く、肩こりや腰痛を起こしにくいといわれています。特に肩ベルトはフィット感を大きく左右するパーツです。肩ベルトの根本が立ち上がっているタイプのランドセルは背中にフィットしやすく、小学一年生の女の子でも無理なく背負うことができます。
・A4フラットファイルが入るかどうか
昔のランドセルに比べ、今のランドセルのサイズは一回り大きくなっています。現在展開されているランドセルサイズは
①A4教科書サイズ
②A4クリアファイルサイズ
③A4フラットファイルサイズ
の3つに分かれています。
最も購入されているのは「A4クリアファイルサイズ」のランドセルですが、おすすめは「A4フラットファイルサイズ」になります。理由は「収納が楽だから」。A4フラットファイルは教科書やクリアファイルよりもサイズが大きいため、折り曲げなくてもすんなりと収納できるからです。
・素材
ランドセルは長い間使うため、耐久性も重視したいですよね。
ランドセルの素材のなかで最も耐久性があるのはコードバンです。傷がつきにくく、高級感があり、いつまでもきれいな状態が長続きします。
次に強いのは牛革で、傷がついても目立ちにくく水気に強いという特性があります。コードバンよりも値段が安いため、費用対効果を考えて牛革ランドセルを選ぶご家庭が多いようです。
ランドセル選びで覚えておきたいチェック項目
軽さに重点を置いて作られたランドセルは、パーツや素材が軽量化してあるため、耐久面に多少の不安が残ります。ランドセル選びで失敗しないためのチェック項目を3つご紹介いたします。
・チェック項目3つ
①型崩れ
ランドセルを上から押し、きちんと元に戻るかチェックしましょう。
粗悪なランドセルはマチ部分の補強に金属やプラスチックではなく、段ボールが使われているため、横から見たときに折れ線が入ります。
②肩ベルトは調節可能か
さきほど肩ベルトが立ち上がっていると使いやすいと説明しました。これに加えて肩ベルトがどれくらい調整できるのかもチェックしてください。
入学当時は体の小さな女の子も学年が上がるにつれて身長が伸びます。体の成長に合わせて肩ベルトが調整できるよう、調節幅をチェックしましょう。
③アフターサービス
ランドセルは毎日使うものなので、負荷がかかりやすいパーツはどうしても消耗が早くなります。ランドセルが故障したときの修繕費用についてもチェックしておきましょう。無料保証は何年間か、修繕中は代わりのランドセルを借りることができるのかなどを確認しておくと、いざというときでも安心です。
女の子が背負いやすいランドセルについてご案内してきました。
最近のランドセルは軽くて丈夫なものがたくさん販売されています。親はどうしても機能性を重視して選びがちですが、実際にランドセルを背負うのは子どもです。最終的には子どもが気に入るデザインのランドセルを選ばせてあげましょう。