校舎へ向かう児童

お子さまの健康的なランドセルライフのために大人ができること

お子さまのランドセルがどれだけ重いか知っていますか?
近年では、ランドセルによる負荷が一因で腰痛になるお子さまが増えているという調査結果も出ています。

 

小学生の腰痛とランドセルの関係についてはこちらの記事をご覧ください。

 

お子さまの健康的なランドセルライフのために、重くなりがちなランドセルに対して大人はどんな工夫をしてあげるべきなのでしょうか?

子どもの健康のために、置き勉自由化を宣言した小学校も

教室

小学生のランドセルが重くなる原因のひとつとして、教材を学校に置いておけないケース、いわゆる「置き勉禁止」が考えられます。
置き勉禁止とは、すべての教科書やノート・資料などを学校の机の中に置きっぱなしにしてはいけないというルールです。
置き勉禁止によって、授業科目が多い日は特にランドセルの中身がとても重たくなってしまうのです。

 

特に最近では、教科書のビジュアル化が進んで写真が多く掲載されるようになったことで教科書のページ数が増えたり、脱ゆとり教育によって教材の量が増えたりと、ランドセルの重量が増える要因が重なっています。
さらに、夏場はプール道具や水筒などでもっと荷物の重量が増えることが考えられます。

 

ある保護者の指摘によると、娘さんの体重が24kgなのに対して、とある日のランドセルの重さは6kg。
なんと体重の25パーセントもありました。
これでは、お子さまの体に大きな負荷がかかっても不思議ではありません。

 

最近では、このような問題を保護者が学校に掛け合った結果、置き勉の自由化を実施した小学校もあります。
もちろん校則やルールを変えられるかどうかは学校の方針によるところが大きいですが、それほどまでに小学生のランドセルが重いという事実が垣間見えます。

軽量ランドセル・体への負荷の軽いランドセルを選ぶのも大事!

校庭で走る児童

 

重量の軽いランドセルを選ぶ

ランドセルの重さは素材によって異なります。
クラリーノなどの人工皮革では1,000g~1,300g前後、牛革では1,300g~1,500g前後、コードバンでは1,450g~1,500gが一般的です。
軽さを重視して選ぶなら、本革ランドセルよりも人工革皮がいいかもしれません。

 

なお、最近では、600g程度の極端に軽いランドセルもあります。
ですが、あまりにも軽いものは、中身の重みによって変形したり耐久性が弱くなったりすることが考えられますので、あまりおすすめできません

 

 

体への負荷が軽いランドセルを選ぶ

体への負荷の少ないランドセルを選ぶのもいいでしょう。
例えば、堀江鞄のランドセルは、たくさん教科書を入れてランドセルが重くなっても、後方に重量がかかりにくいよう設計されています。
体の重心が後ろにずれないようにすることで、腰や背中に負担がかかりにくくなります。
さらに、肩ベルトが食い込みにくいよう作られているので、肩を痛めるリスクも軽減できます。

 

また、こういった工夫が施されているランドセルであれば、体感重量も実際より軽く感じられます。
逆にいえば、こういった体感重量を軽くする工夫がされているランドセルであれば、ランドセルそのものの重量はそれほど問題ないともいえます。

 

 

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牛革製の男の子と女の子のランドセル

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