小学生3人組

登下校中に災害…万一に備えランドセルで防災対策

 

先に起きた関西地方での大きな地震や、全国的な大雨による水害・・・。
各地で自然災害が多発している昨今、お子さまが登下校中に災害に遭ってしまったらと思うと、とても心配ですよね。
お子さまとはぐれてしまったときのことや、お子さまが自分自身で安全を確保しなければならない状況を想定して、ランドセルを防災仕様にしておきませんか。

子どもとはぐれたときのために緊急連絡先シートを貼ろう

ランドセルのかぶせの内側には、連絡先を記入する欄があるかと思います。

通常は、本人の名前や住所・電話番号・血液型・誕生日などを記載するのが一般的ですが、この部分を災害や緊急事態に備えた緊急連絡シートとして活用しましょう。

 

記入しておくと役立つのは、家族全員の名前と血液型・誕生日・勤務先や通学先・その住所・電話番号など。

 

また、家族が離れ離れになったときの集合場所をあらかじめ決めて、それも書いておきましょう。
お子さまが一人でパニックになってしまったとしても、こういった記載があればまわりの大人が助けやすくなります。

 

このほか、家族の安否確認や災害情報を得られる電話番号もメモしておいてください。
災害用伝言ダイヤルや災害用伝言板のURLなどをも書いておくと安心です。

救助を呼ぶために防犯ブザーをつけておこう

小学生の女の子

防犯ブザーは、災害時に助けを呼びたいときに役立ちます。

地震が起きて建物の下敷きになったときや、ショックで声がうまく出ないときでも、防犯ブザーがあればSOSを発することができます。

 

普段は防犯対策のひとつとして、災害時は救助を呼ぶための道具として、ランドセルに防犯ブザーをつけておきましょう。
電池式のものは、時々電池交換するのも忘れずに。

ランドセルを使った身の守り方を知っておこう

登下校時に地震が発生した場合、ランドセルは建物の瓦礫などの落下物から身を守る道具になります。

 

ランドセルを使った身の守り方

①ランドセルを背負ったまま、かぶせ部分を片手で前に持ってきます。
②かぶせ部分をぐっと顔の前まで引っ張り、頭を隠します。

 

その場でうずくまる場合は、小さく体育座りをし、かぶせ部分の中に体を収めるようにしましょう。
災害が多いご時世ですから、ランドセルを使った身の守り方をお子さまに教えておくと安心です。

ランドセルは転倒時クッション代わりになるしっかりしたものを選んで

ランドセルを背負う女の子

地震が起きて、足元がぐらついたり地盤が傾いたり割れたりした場合、思わぬ大きな怪我をする恐れがあります。

例えば、後ろに転倒した場合、強く頭を打つ恐れが考えられます。
しかし、ランドセルを背負っていれば、ランドセルがクッション代わりとなって衝撃を吸収してくれます。

 

このことから考えると、これからランドセルを購入するなら、背中のクッションがしっかりとしたものを選びましょう。
防災対策として有効なだけでなく、背負いやすさや背中への負担の少なさなどの観点からもおすすめできます。

 

災害はいつどこで起きるかわからないもの。
登下校時など、保護者の方や学校の先生など大人が一緒ではないときに災害にあっても最小の被害で済むよう、できる限りの防災対策をしておきましょう。

 

 

 

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