ランドセルの素敵な使いみち。思い出のランドセル…

ランドセルは「活発なお子さまでも、6年間しっかりと使えるように」と丈夫に作られています。

その頑丈さから、小学校卒業後もまだまだ使えるきれいなランドセルは少なくありません。

 

公益社団法人・ジョイセフは、そんな「捨てるのはもったいない」ような使用後のランドセルを、アフガニスタンへ寄贈する運動をしています。

学校教育の機会に恵まれないアフガニスタンの子どもたちにランドセルを寄贈することで、教育意識の改革や機会の提供につながるんですよ。

 

そこで今回は、アフガニスタンの教育事情と、私達日本人がランドセルを寄付する意味(効果)をご紹介します。

ランドセルの購入をするか迷っているご両親も、お子様のランドセルの使用後の活路を知れば、きっとランドセルを買ってあげたくなるはず。

アフガニスタンの教育事情

アフガニスタンに住む多くの子どもたちは、学校施設や教師の不足、家庭の貧困などを理由に十分な教育が受けられていません。

 

特に女の子は若年齢で結婚・妊娠をして、教育を受けられないまま大人になることも珍しくありません。

その背景には、旧タリバン政権時代に女子教育の必要性が認められていなかったことがあります。

旧政権時代の古い考え方が払拭されずに、今でも女子教育に対する周りの理解が得られていないのです。

 

女の子が十分な教育、特に保健衛生の学びを得ずに若くして妊娠・出産をするのは、実はとても危険なこと。

なぜなら、妊娠・出産時に「どういう行動をしたらいいのか・ダメなのか」を適切に判断できずに、不幸な事故を起こしてしまうケースがあるからです。

実際に、アフガニスタンの年間妊産婦死亡率はとても高く、10万人中400人近くが命を落としています(日本の年間妊産婦死亡率:10万人中5人)。

 

そんなアフガニスタンの女の子たちに教育の機会が与えられるということは、赤ちゃんを無事に産み育てる未来の可能性へとつながります。

男の子も教育を通して自分と家族の健康を守るための知識を得られるので、アフガニスタンの教育環境改善は非常に大切なのです。

日本のランドセルが、就学のきっかけになる

アフガニスタンで「ランドセルを普及させること」と「教育環境の改革」は、一見少し遠い関係に在るように思えるかもしれません。

しかし、ジョイセフがアフガニスタンの子ども達にランドセルを寄付し続けてきたことで、2つの大きな効果が生まれました。

 

1つ目は「男女平等の就学の象徴になった」という効果。

ジョイセフはランドセルを男女平等に配りました。

そのことによって「男女ともに学校へ通うのが当たり前」という考えが、アフガニスタンの地域で浸透し始めたそうです。

女子教育の必要性が認められていなかったアフガニスタンで、ランドセルが男女平等就学への意識改革をもたらしたのです。

 

2つ目は「学校への憧れを形成した」という効果。

就学への理解が高いとは言いがたかった過去のアフガニスタン。

ですが、ランドセルを背負う子どもを見た大人たちのなかで「自分の子どももランドセルを背負わせて学校に通わせてあげたい」という思いが芽生えたそうです。

貧困などを理由に就学とは遠ざかっていた地域に「学校への憧れ」を、ランドセルが呼び覚ましてあげたのです。

 

アフガニスタンの未来のためには、子どもたちの教育がとても大切です。

その教育のきっかけづくりとなるのが、日本のランドセルになるかもしれないって、素敵な話ですよね。

思い出のランドセルをアフガニスタンへ。~ランドセルを寄贈する方法~

6年間大切にしてきたランドセルを、アフガニスタンの子どもたちへ寄贈する際は、以下のポイントに注意をしましょう。

 

①寄贈するランドセルの確認

次のようなランドセルは、寄贈できません。

 

・破損が激しいランドセル

アフガニスタンの子どもたちは、受け取ったランドセルを何年間も使います。
破損が激しいランドセルは、贈ることができません。

 

・豚革製のランドセル

宗教上の理由により、豚革製のランドセルは贈ることができません。
製品は、ランドセルの裏蓋側で確認できます。

 

・お守りやキーホルダー、防犯ブザーが付いたランドセル

お守りやキーホルダー、防犯ブザーなどは、ランドセルから外しましょう。
宗教上の理由により、これらを付けたまま贈ることはできません。

 

贈ったランドセルが上記に当てはまる場合、選別後に廃棄処理することになります。

ランドセルの返却や返金はできません。

 

 

②海外輸送経費を振り込む

ランドセルをアフガニスタンの子どもたちに届けるには、海外輸送経費がかかります。
ランドセル1つにつき、1,800円の寄付が必要になります。(必要枚数の書き損じはがきでも可)

 

 

③ランドセルを指定倉庫に贈る

寄贈するランドセルビニール袋や紙袋などに包んで、横浜の指定倉庫に贈ります。

倉庫までの輸送料は自己負担になります。

 

 

寄贈するランドセルの中に、学用品を入れて贈ることもできます(未使用に限る)。
贈れる学用品に決まりがあるので、HPで確認してください。

 

 

贈られたランドセルは、アフガニスタンの子どもたちの就学のきっかけになります。

特に、女の子が教育を受けることで妊娠・出産・育児に関する正しい知識が身につき、助かる命がたくさんあります。

あなたの思い出のランドセルを、アフガニスタンの子どもたちの教育に役立ててみませんか?

 

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