いざ小学校入学準備!必要な道具と費用、身につけておきたい習慣など
小学校入学の準備は長い時間をかけて少しずつ進めていく必要があります。
「やることが多すぎて何から手を付けて良いのか分からない」とならないよう、小学校入学までに準備をする道具や確認しておく項目などをご紹介いたします。
いざ!小学校入学準備!~スケジュール編~
まずはスケジュールの確認を念入りに!
意外とチェックしておくべき項目は沢山あります。
小学校入学準備はいつから始める?
「小学校の入学準備は入学前の1ヶ月があれば十分」と考えていませんか?
あるアンケート調査によると、年少・年中のころから準備を始めたという意見は45%、年長になってから始めたという意見は42%だったそうです。年少・年中から小学校入学準備を意識し始めているご家庭が多いということが分かりますね。
入学準備の年間スケジュール
入学前は小学校で必要なものを買い揃える以外に、学童保育の申し込みや就学時健診など、やることがたくさんあります。まずは年間スケジュールの確認をしておきましょう。
大体の目安ではありますが、一般的な年間スケジュールについてご紹介します。
【夏】
7月ごろ 学童の資料配布開始
【秋】
10月ごろ 小学校就学時健診
【冬】
12月ごろ 学童保育の申し込み締め切り
1~2月ごろ 保護者の学校説明会
【春】
3月ごろ 卒園式、謝恩会
細かいスケジュールは各自治体や小学校によって異なりますので、地域の情報を確認してください。
入学前に学校に確認しておきたいこと
入学前には学校に確認しておきたいことが5つあります。
<手作りするものがあるか>
学校によっては上履き入れや体操服入れなど、保護者の手作りが必要とされていることがあります。早めに確認し、作り方が分からないときは前もって調べておきましょう。
<学校のトイレ>
自宅や幼稚園・保育園のトイレは洋式でも、小学校には和式しかない場合があります。和式トイレを使ったことがないお子さんにとっては、トイレトレーニングが必要になることもあります。
<ランドセルの色>
ランドセルの色に悩んでいませんか?悩んでいる場合はどんな色のランドセルが多いかなど、事前にリサーチしてみると参考になります。
<年間行事>
お子さんの年間行事はもちろんですが、保護者の参加が必要という行事もあります。授業参観などのほかにどのような行事があるのか確認しておきましょう。
<外国語の授業内容>
小学校でも英語の授業が導入されたことで、授業内容が昔と大きく変わります。現在の授業方針やどのような授業内容なのかを知っておくと、自宅での勉強にも役立ちます。
いざ!小学校入学準備!~道具編~
小学校入学までに準備しなければならない道具はたくさんあります。慌てて買いに走る必要がないよう、揃えておきたい道具をご紹介いたします。
小学校入学までに準備しておくアイテム
<学校で使うもの>
【ランドセル・ランドセルカバー】
背負いやすさ、耐久性など、長く使えるものかどうかチェック。カバーはサイズを間違えないよう注意。
【防犯グッズ】
防犯ブザー、反射板など。使い方も確認しておく。
【名前シール】
違う大きさのものを複数用意しておくと便利。
【上履き】
色などの指定がないかを確認。大きめの上履きを購入してインソールで詰めて使うと、足が大きくなっても使える。
【文房具】
セット購入している場合は、足りないものがないか再度確認しておく。
【体操服】
学校指定の場合と指定なしの場合がある。名札が必要かも確認しておく。
【給食エプロン】
学校によっては支給がある。洗いやすく、長く使える生地がおすすめ。
【給食セット】
箸、ランチョンマット、コップ、巾着袋など。スプーンは支給する学校もある。使いやすさだけでなく、洗いやすさなども選ぶときのポイント。
<身の回りのもの>
【通学用の服】
動きやすく、洗いやすいもの、吸汗性が高いもの、体温調整がしやすいものがおすすめ。
【靴】
通学の靴が運動靴に使われることが一般的なので、走りやすいものなどを選ぶ。
【雨具】
カッパ、傘、長靴など。学校によっては置き傘も必要。
【水筒】
使い勝手のほか、ランドセルに入れやすいものがおすすめ。
【ハンカチ・ティッシュ・絆創膏】
毎日必要なのでハンカチとティッシュは多めに用意しておく。ティッシュは水に流せるものがおすすめ。軽度の怪我をした際に絆創膏もあると便利。
先輩ママのアドバイス!入学式に備えて準備しておいてよかったアイテム
入学式当日になって慌てないよう、必要なアイテムやあれば便利なアイテムをご紹介いたします。
<子どもの準備>
【ランドセル】
当日の持ち物として指定がなくても、持参しておくと写真撮影の際に映える。
【上靴】
学校によっては名前を書く場所が指定されているため前もって確認しておく。
【筆記用具】
鉛筆、消しゴム以外にネームペンがあると便利。
【サブバッグ】
入学式当日にお道具箱などが渡されることが多い。
【ハンカチ・ティッシュ】
携帯の習慣をつけるために必要。
<親の準備>
【入学通知書】
受け付けで必要
【スリッパ】
折り畳み式が便利。
【防寒グッズ】
体育館は冷えるので、ひざ掛けやストールがあると便利。
【着替え】
入学式の後に着替える場合は必要。
【バッテリー】
カメラなどを使う場合は予備があると安心。
【筆記用具】
メモや連絡先の交換時に便利。
急いで準備しなくてもよいアイテム
絵の具セットやノートなどは学校によって指定があります。
事前に用意する場合は、指定のものがあるかどうかを確認してからにしましょう。
入学準備アイテムの購入費用
入学に必要なものを買い揃えると、一体いくらくらい必要なのか、予算を知りたいという方はこちらを参考にしてみてください。
【ランドセル】5万円~
【上靴】2,000円
【体操服(上下と帽子)】5,000円
【筆記用具】5,000円
【(その他(絵の具セットや鍵盤ハーモニカなど)】60,000円
合計すると12万2,000円になりますが、通学用の衣服などほかにも買うものはありますので、15万円ほど用意しておきたいですね。学校によっては制服があるところもありますので、あくまでも目安程度に考えてください。
購入費用を抑えるコツ
成長中のお子さんは、衣類をあまり着ていないうちにすぐ着られなくなってしまうということも多いでしょう。体操服や制服は親戚の方や、ご近所に住む方に譲ってもらうという方法もあります。
最近ではフリーマーケット、バザーなどで安く購入できることもあるので、探してみてはどうでしょうか。
いざ!小学校入学準備!~生活編~
入学準備は生活や習慣に関するものもあります。
【早寝早起き】
お昼寝の時間がある保育園や幼稚園も多いですよね。お昼に眠くなってしまわないよう早寝早起きの習慣をつけて休息時間をしっかり確保し、授業に集中できるようにしておきましょう。
【自分で準備する習慣】
学校で使うものを自分で用意することは、お子さんの成長に繋がります。最初は一緒に行い、徐々に一人で準備ができるようにしていきましょう。
【読み書き】
読み書きは勉強の基礎になります。自分の名前を書けないと、持ち物に名前を書けませんので、必ず自分の名前は書けるようになっておきましょう。また、読み書きができることで授業に入りやすくなります。また、アナログ時計を読めるようにしておくことも大切です。
【読書の習慣】
本を読む習慣がないと教科書を読むことが辛い、難しいと感じてしまうことがあります。
教科書を読むことに抵抗がないよう、読書の習慣をつけておきましょう。
【座って集中する習慣】
小学校の授業は1つの枠で45分です。まずは45分の授業を受けられる集中力を養いましょう。勉強ではなく、お絵かきや絵本を読むことなどから始めてみるのもおすすめです。
小学校では給食がありますので、好き嫌いを減らすことも学校生活を送るうえで非常に重要です。友達や先生に対してあいさつや、目を見て話すことができるというのも、これからの人間関係の形成に役立ちます。
入学準備は「道具を買って終わり」ではありません。最近は小学校に入るまでにひらがなやカタカナを覚えているというお子さんも少なくありません。
学校で楽しく学んだり、お友達ができるようサポートすることも入学準備に必要なことです。お子さんが健やかに成長するためにも、どんなことをすればいいのか計画を立てていきましょう。
■小学校入学準備でよくある失敗と対策
小学校の入学準備では、つい失敗してしまうことも多々あるようです。こちらでは、よくある失敗例と対策をご紹介いたします。
・計画不足で入学直前まで慌てることに…
小学校の入学準備には多くの時間がかかります。文房具をはじめ、学校生活に必要なものは購入すれば揃えられるものがほとんどですが、それで終わりではなく、名前を書いたりシールを貼ったりなど細かな作業も必要です。ギリギリに準備を始めるとそういった作業時間が足りなくなってしまうため、余裕をもって計画的に進めましょう。
また、ランドセルは人気が高いものだと、早くに売り切れてしまうことが珍しくありません。ランドセルも早めに準備しておくことをおすすめします。
・焦って準備したせいで無駄な出費が増えた
必要なものを揃えたものの、学校の指定品ではなかったので使えないという失敗もよくあります。小学校によって、キャラクターものが禁止されていたり上履きは色が決まっていたりなどのルールがあるため、場合によっては買い直しが必要になることもあるようです。
準備にかかった時間やお金を無駄にしないためにも、わからないことは入学説明会でよく確認しておきましょう。一般的に入学の2~3か月くらい前にはお知らせが届くので、届いたらすぐに内容を確認してください。
・お子さんに伝えておくべきこと
小学校に入学するとこれまでの環境から大きく変化するため、事前にお子さんと小学校生活について話しておくことも大切です。
特に最近は家庭だけでなく、幼稚園や保育園でもトイレが洋式のところが増えています。そのため、お子さんによっては和式トイレの使い方がわからないこともあるでしょう。トイレの使い方はよく確認し、できれば実際に使わせてみることをおすすめします。
また、時間や曜日など、基本的なこともしっかり伝えておくことで、お子さん自身も小学校生活が送りやすくなります。
■小学校入学の費用はいくら必要?
小学校の入学から卒業までの6年間には非常にお金がかかります。ここでは、入学準備に必要な費用と小学校6年間で必要な費用についてご紹介いたします。
・入学式の準備に必要な費用
入学準備に追われると忘れがちですが、入学準備だけでなく入学式の準備にもお金はかかります。制服のない小学校へ入学する場合はお子さんの衣装に5,000~3万円程度、両親のフォーマルスーツに5,000~10万円程度は必要です。
また、写真館で小学校入学の記念撮影をする場合は、さらに数万円の費用がかかります。
・小学校6年間で必要な費用
小学校の入学後、継続して必要なものは給食費や学校教育費などがあります。平均では小学校の給食費は4~5万円程度ですが、学校教育費は公立で11万円程度、私立で130万円程度と大きく異なります。
さらに学校行事に必要な学校外活動費も必要です。公立では20万円、私立では60万円程度と考えておきましょう。
小学校を卒業するまでの間に必要な費用の合計は、公立で100~200万円、私立では900万円程度必要と言われています。