子どもができる!ランドセルのお手入れ方法
ランドセルは基本、活発なお子さまが使うことを前提に作られているため、汚れや傷に強い加工が施されています。しかし、いくら丈夫だからといっても毎日使っていると汚れは溜まり、少しずつ劣化していってしまうもの。
6年生になっても綺麗なランドセルで登校してもらうためには、ランドセルのお手入れをすることをおすすめします。今回は、お子さまができるランドセルのお手入れ方法をご紹介します。毎日使うランドセルをお子さま自身がお手入れすることは、物を大切にする心を育てるためにも役立つでしょう。
基本のお手入れ方法
ランドセルが雨に濡れた日は、乾いた柔らかいタオルで拭くようにしましょう。濡れたまま放置することは、劣化を早める原因になり、革が硬くなることでひび割れを起こすこともあります。
ただし、強く擦ると傷の原因になるので優しく擦るのがポイントです。拭いた後は、直射日光が当たらない風通しのいい場所で自然乾燥させましょう。ドライヤーやヒーターなどの熱を直接当てると変形の恐れがあるので、控えましょう。
ランドセルの背中側や肩ベルトが汗で濡れることもあります。特に夏場は、お子さまの着ているシャツの背中部分が汗で濡れていることがありますよね。ランドセルまで濡れているようなら、雨で濡れたときと同様に、タオルで拭きとり乾燥させましょう。
汗かきのお子さまなら、“ランドセル用の背中パット”を使用するのもいいでしょう。ランドセルと背中部分の通気性が良くなり、お子さま自身も快適に過ごせるはずです。
ランドセルの素材別、お手入れ方法
ランドセルは、素材によってお手入れ方法が異なります。素材に合ったお手入れ方法で、ランドセルを綺麗に保ちましょう。
・人工皮革(クラリーノ)
ランドセルの定番素材といわれる、人工皮革。軽量で型崩れしにくく、特に傷や汚れに強い性質を持っていますが、雨に濡れたときや汚れがついたとき、長期休みに入ったときはお手入れすることをおすすめします。
お手入れ方法は簡単で、水で薄めた中性洗剤を含んだタオルを軽く絞って、ランドセルを水拭きするというもの。その後は乾いたタオルで乾拭きし、直射日光を避けた場所で自然乾燥させましょう。
・コードバン、牛革
丈夫で高級感のある、コードバンや牛革素材。これらの素材のランドセルは、表面についたホコリや汚れを、柔らかいタオルを使ってブラッシングする方法がおすすめ。その後、専用の牛革クリーナーでさらに丁寧に汚れを落とし、保革クリームを塗るとツヤが蘇ります。メーカーによって、お手入れ方法に違いがあるため、事前に確認しましょう。
ランドセルの中の汚れをお手入れする方法
ランドセルの中も、意外と汚れやすい場所です。時々中身を空っぽにして、ランドセルの中を掃除しましょう。細かいホコリやゴミはブラシで掻き出し、鉛筆の汚れは消しゴムで落としましょう。黒ずみが目立つ場合は、乾いたタオルに市販の住宅用洗剤をつけて拭くといいですよ。最後に乾いたタオルで乾拭きしたら、風通しの良い場所で自然乾燥させます。
これらのお手入れ方法なら、お子さまが低学年のうちはご両親と一緒に、高学年になればひとりでもできそうですね。小学校入学当初からお手入れの習慣をつけ、6年間ピカピカのランドセルで過ごしましょう。