福沢諭吉「ひびのおしえ」に学ぶ子どもの道徳教育
保育園や幼稚園に通う年頃のお子さまは、お友達や近所の人など、ご家族以外の人とコミュニケーションをとる機会が多くなります。
そんな年頃のお子さまには、道徳性を養うための教育を始めたいものです。
そこで今回は、ご家庭での道徳教育について考えていきましょう。
福沢諭吉の「ひびのおしえ」に学ぼう
お子さまへの道徳教育といっても、「一体何をしたらいいの?」と考えてしまう方も多いかもしれませんね。
そんな方にぜひ参考にしていただきたいのが、福沢諭吉の著書「童蒙おしえ草 ひびのおしえ」です。
福沢諭吉といえば、日本を代表する思想家のひとりであり、慶應義塾大学を創設した偉大な教育者。
こちらの著書は、彼が自身の息子(当時8歳と6歳)に教えた家庭での決まりごとや約束を記したもので、保育園・幼稚園のお子さまへの道徳教育にはぴったりな内容となっています。
特に、注目したいのは、この本の中に登場する6つの教えです。
一、うそをつくべからず。
一、ものを拾うべからず。
一、父母に聞かずして ものを貰うべからず。
一、強情を張るべからず。
一、兄弟けんか、かたく無用。
一、人のうわさ、かたく無用。
現代語に直すと、
・ウソをつかない
・物を拾わない
・両親に聞かずに人から物をもらわない
・強情を張らない
・兄弟げんかをしない
・人の噂をしない
ということになります。
「道徳教育をしよう」というと、少し身構えてしまうかもしれませんが、こういった基本的なことをしっかりと教えていけばいいのです。
道徳教育は、幼いうちからご家庭で!
幼いお子さまは、見るものや聞くものを素直に吸収しながら成長していきます。つまり、幼少期に聞くものや見るものが「良いもの」であれば、お子さまはそれを手本に行動し、より良い人間性を形成していくことができるということです。
だからこそ、今回ご紹介したような基本的な道徳教育をご家庭で行うことが大事だといえます。
例えば、上記の6つの教えを毎日お子さまといっしょに唱えたり、紙に書いてトイレに貼っておきましょう。
肝心なのは、繰り返し繰り返し、刷り込みのように教えていくこと。例えばお子さまがウソをついたら、「“①ウソをつかない”に反しているよ」と伝えるのもいいでしょう。
このような日々の教育によって、自然とお子さまの心に教えが刻まれていきます。
たとえ最初のうちはあまり理解できなくても、成長とともにひとつひとつの教えの意味や理由がわかるようになり、その大切さを自分自身で理解できる日が来るはずです。
いかがでしたか。
ぜひ、今日からご家庭で実践してみてくださいね。
▼堀江鞄の男の子・女の子のランドセル▼
▼女の子に人気のランドセル▼
▼男の子に人気のランドセル▼