【鞄の汚れ落とし】素材に合わせた落とし方で傷めずきれいに!

ランドセルを背負って空を見上げる女の子

お子さんが学校や遊び、習いごとなど幅広いシーンで利用する鞄は、どうしても汚れが気になるものです。また、お手入れの際に汚れの落とし方を間違えると、鞄を傷めてしまう可能性もあるため、注意しましょう。

今回は、鞄の素材別に汚れの落とし方をご紹介いたします。最後にランドセルのお手入れ方法もご説明いたしますので、ランドセルの汚れが気になる際もぜひ参考にしてください。

■鞄の汚れ落としは素材に合わせて

母にランドセルを背負わせてもらう女の子

鞄の素材は、水が「使えるもの」と「使えないもの」に分かれ、汚れの落とし方が異なります。

 

・「布製」鞄の汚れ落とし

布製の鞄についた汚れを落とす際は、水が使えます。ただし、お湯を使うと色落ちしてしまう可能性があるため、注意しましょう。

 

①容器に水を入れ、中性のおしゃれ着用洗剤を少量溶かす

②鞄を浸して押し洗いする

③泡が出なくなるまで水を2~3回交換してすすぐ

④水気を切り、鞄をタオルに挟んで水分を取る

⑤鞄の形を整え、風通しのよい日陰で逆さに吊るして干す

押し洗い中に鞄を揉んだり擦ったりすると、生地を傷める恐れがあるので、避けてください。

 

・「ナイロン製」鞄の汚れ落とし

ナイロン製の鞄について汚れを落とす際も、水を使えます。

 

①容器に水を入れて少量の中性洗剤を溶かし、30分ほど浸けおく

②汚れが浮いてきたら、やさしく揉み洗いをする

③泡が出なくなるまで水を2~3回交換してすすぐ

④鞄をタオルに挟んで水気を取る

⑤風通しのよい日陰で逆さに吊るして干す

 

特に汚れが気になる部分は、歯ブラシを使ってやさしく擦り洗いをしましょう。

 

・「ウール製」鞄の汚れ落とし

ウール製の鞄についた汚れを落とす際も、水洗い可能です。

 

①容器に水を入れて少量の中性洗剤を溶かす

②やさしく押し洗いをするか、15分ほど浸けおいた後に鞄を揺らして洗う

③水がきれいになるまで2~3回交換してすすぐ

④鞄をタオルで挟んで水気を取る

⑤風通しのよい日陰で平干しをする

 

ウールはデリケートな素材のため、吊るさずに平干しをしましょう。

 

・「革製」鞄の汚れ落とし

 

<天然皮革>

天然皮革は水に弱いため、水洗いできません。

 

①やわらかい布に専用のクリーナーをつけ、やさしく拭き取る

②汚れを拭き取ったら、鞄全体にオイルクリームを馴染ませるようにつける

③日陰で乾燥させ、最後に乾いた布で軽くオイルを拭き取る

 

<合成皮革>

天然皮革と同様に、合成皮革も水洗いは避けましょう。

 

①容器に水を入れて少量の中性洗剤を溶かす

②薄めた洗剤を布につけ、汚れた部分を軽くたたく

③全体を乾いた布で拭いて水分を取る

④鞄の形を整え、風通しのよい日陰で乾かす

 

表面を強く擦ると、生地を傷めたり汚れを広げたりする原因になるので、注意してください。

■ランドセルの汚れもきれいにしよう!

笑顔の男の子

ランドセルも毎日使うからこそ、汚れをきれいに取り除きましょう。

 

・まずは取扱説明書を確認

ランドセルの素材によって、使用できる洗剤の種類やクリームなどが異なります。そのため、事前にメーカーのホームページや取扱説明書をよく確認しましょう。

 

・ランドセルのお手入れ方法

ランドセルは、日頃からこまめに乾拭きすることが大切です。お手入れは月に1回のペースで行いましょう。

 

①やわらかい布とブラシを用意し、表面やすき間に入り込んだほこりを取り除く

②天然皮革のランドセルは、乾いた布に専用のクリーナーをつけて汚れを拭き取る ※合成皮革の場合は布を軽く濡らして固く絞り、ランドセルの汚れを拭く

③乾いた布でしっかりと乾拭きし、風通しのよい日陰で乾燥させる

 

天然皮革のランドセルには、オイルクリームを薄く馴染ませてあげましょう。定期的にランドセルカバーを外すことも忘れないでください。

また、ランドセルは湿気が少なく、直射日光の当たらない場所で保管するように心がけましょう。

 

お子さんの使う鞄は汚れやすいので、汚れが気になったらきれいに落としてあげましょう。鞄もランドセルも必ず素材を確認したうえで、強い力を加えずにやさしく洗うようにしてください。

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