ランドセルの背カンについて!背負い心地に関わる重要なパーツって知ってる?

ランドセルの部品のひとつである、背カン。

「聞いたことはあるけど、詳しいことは知らない」という方が多いのではないでしょうか。

 

背カンは、ランドセルの背負い心地に左右するといわれるほど重要な部品です。

だからこそ、子どもの体にやさしいランドセルを選ぶためには背カンに着目することが大切です。

背カンってなに?役割は?

・背カンって何?

背カンとは、ランドセル本体と肩ベルトをつなぐための部品のこと(上記画像の赤で囲っている部分です)。

 

重量がかかりやすい部分でもあるので、しっかりとした耐久性がないとランドセルが壊れる原因になります。

また、背カンが肩ベルトのフィット感を決めるといっても過言ではありません。

 

 

・背カンの役割

背カンは、ランドセルと背中の間に隙間ができるのを防ぐ役割があります。

背カンの性能が悪いと、ランドセルと背中の間を埋めることができずに肩や腰に負担がかかってしまいます。

 

 

・背カンはなにでできている?

背カンは、背カンをランドセル本体に固定する「背カンのつなぎ」と、固定されたつなぎ部分と肩ベルトをつなぐ「三角カン」という部品で作られています。

 

 

背カンのつなぎ部分は、プラスチックで作られているのが一般的です。

プラスチックといっても、背カンに使われるものは素材がしっかりとしていて厚みがあり、金属に近い強度があるのが特徴です。

 

しかし、外国産のランドセルや安価で販売されているランドセルの中には、厚みがなく幅の狭い、安物のプラスチックを使っているところもあります。

そういった背カンは、壊れやすく長持ちしません。

 

 

一方、背カンと肩ベルトをつなぐ「三角カン」という部品は、かなりの力がかかるので金属で作られているのが一般的です。

この部分に、プラスチックを使うことはほとんどありません。

背カンの種類はランドセルによって違う!

背カンの構造はランドセルメーカーによって違いがあり、性能も異なります。

よく知られる背カンの種類を3つご紹介します。

 

 

・固定型の背カン

固定型の背カンは、背カンがランドセル本体に固定されているため、肩ベルトも開きません。

 

固定されているから壊れにくいという利点がありますが、肩ベルトが開かないとお子さまの体が成長して体格が大きくなるにつれて窮屈に感じたり、ランドセルの着脱がしにくくなったりします。

そういった理由から、固定型の背カンのランドセルはどんどん少なくなっています。

 

 

・左右連動型の背カン

左右連動型の背カンは、右の肩ベルトが30度開くと左の肩ベルトも連動して30度開くというもの。

 

固定型背カンに比べると、肩ベルトが動くので楽に背負うことができます。

しかし、フックに荷物をかけてランドセルが体の中心からズレた場合、片側の肩ベルトだけにランドセルの重さがかかってしまい反対の肩ベルトは浮いた状態になってしまいます。

 

 

・非連動型背カン

非連動型背カンは、肩ベルトが左右別々に動くように作られたもの。

 

肩ベルトの片方だけを大きく開くことができるので、背負いやすいという特徴があります。

また、フックに荷物をかけていてランドセルが体の中心からズレていても、肩ベルトは両肩にしっかりフィットします。

堀江鞄の背カンの特徴

堀江鞄の背カンは左右にスライドする構造なので、ランドセルの下げおろしがしやすいように工夫されています。

 

また、肩ベルトの付け根が立ち上がる背カン部品を採用しているので、教科書を入れたランドセルの重みで後方に重量がかかるのを防いでいます。

体の中心でランドセルを背負うことができるので、背負いやすくなっています。

 

 

 

ランドセルの背負い心地に関わる背カンは、ランドセル選びでしっかり確認したいポイントです。

背カンの構造にこだわっているランドセルメーカーも見られるので、見比べてみるのもおすすめですよ。

背カンの種類や特徴を知って、お子さまが背負いやすいと感じるものを選びましょう。

 

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